「このままだと八重歯になるかも?」 顎の成長を整えて犬歯スペースを確保したマイオブレース治療 〜9歳から始めた歯列スペース不足の改善〜|池田市のこども専門の歯医者「こいし・こども矯正歯科」の症例

症例

  • ホーム  > 
  • お知らせ・ブログ  > 
  • 症例  > 
  • 「このままだと八重歯になるかも?」 顎の成長を整えて犬歯スペースを確保したマイオブレース治療 〜9歳から始めた歯列スペース不足の改善〜
  • 「このままだと八重歯になるかも?」 顎の成長を整えて犬歯スペースを確保したマイオブレース治療 〜9歳から始めた歯列スペース不足の改善〜

目次

1 はじめに
2 ビフォーアフター(顔・歯列)
3 なぜ犬歯のスペースが足りなくなるの?
4 マイオブレース治療とは
5 成長による変化と歯列改善
6 今後のフォロー
7 まとめ
8 この記事を書いた人


① はじめに

「他院で、このままだと犬歯のスペースが足りず八重歯になると言われました」

そんなご相談で来院された 9歳の女の子です。

診察すると、

・上顎の幅がやや狭い
・犬歯が生えるスペースが不足
・歯列アーチが少し窮屈な状態

が確認されました。

このまま永久歯が生えそろうと、
犬歯が歯列の外側に飛び出し、いわゆる「八重歯」になる可能性がありました。

このような場合、単に歯を並べるのではなく、

顎の成長を利用して歯が並ぶスペースを作ることがとても重要になります。

今回は マイオブレース治療のみで歯列スペースが改善した症例をご紹介します。


② ビフォーアフター ✨

📸 写真で見る変化(顔・口腔内)

初診時
・歯列アーチがやや狭い
・犬歯のスペース不足がみられる
・前歯の並びが窮屈な状態

治療後
・歯列アーチが広がり
・犬歯が並ぶスペースが確保
・歯列のバランスが改善

コメント

マイオブレース治療により、

・上顎の成長が促され
・歯列のアーチが広がり
・犬歯が自然に並ぶスペースが確保されました。

歯を無理に動かすことなく、
顎の成長を利用して歯列のバランスが整った症例です。

  • 「このままだと八重歯になるかも?」 顎の成長を整えて犬歯スペースを確保したマイオブレース治療 〜9歳から始めた歯列スペース不足の改善〜

③ なぜ犬歯のスペースが足りなくなるの?

犬歯が並ぶスペースが足りなくなる原因は、

「歯が大きいから」だけではありません。

多くの場合、

・顎の成長不足
・舌の位置が低い
・口呼吸
・口唇閉鎖不全
・頬や唇の筋肉の圧力

など、お口の機能のバランスが関係しています。

特に、

舌が上顎についていない状態が続くと
上顎が横に広がる刺激が不足し、

結果として歯が並ぶスペースが足りなくなります。

そのため、歯列のスペース不足を改善するには

顎の成長環境を整えることがとても大切になります。


④ マイオブレース治療とは?

マイオブレースは、

「歯を動かす矯正」ではなく
「正しい成長を育てる治療」

です。

治療の3つの柱

① マウスピース
舌の正しい位置、飲み込み方をサポート
鼻呼吸を促す

② アクティビティ
舌・唇・頬の筋肉トレーニング

③ 成長誘導
顎が本来の方向へ成長するようサポート

これにより

・歯並び
・顎の成長
・呼吸
・姿勢

をトータルに整えていきます。


⑤ 成長による変化と歯列・呼吸の改善

治療ではまず

・マウスピース装着に慣れる期間
・呼吸改善アクティビティ

からスタートしました。

舌の位置と鼻呼吸が改善すると、上顎に自然な力がかかり、顎の成長が促されます。

📈 経過の変化

・上顎のアーチが広がる
・歯列スペースが改善
・犬歯の萌出スペースが確保
・歯列全体のバランスが整う

さらに、今回の症例では
セファロ(側面頭部X線規格写真)でも変化が確認されました。

📸 セファロ分析による変化

初診時は、舌の位置が低く、気道(のどの空気の通り道)がやや狭い状態でした。

治療後のセファロでは、

・舌の位置が上方へ改善
・下顎の成長方向が前方へ改善
・咽頭気道(上気道)のスペースが拡大

していることが確認できました。

これは、鼻呼吸がしやすい環境へ変化したことを示しています。

近年の研究でも、口呼吸や低位舌は気道の狭窄や顎の成長不足に関係することが報告されています。

マイオブレース治療では、

・舌の位置
・呼吸
・筋肉の使い方

を整えることで、

歯並びだけでなく、呼吸機能の改善にもつながる可能性があります。

今回の症例でも、

歯列の改善とともに気道のスペースが広がり、呼吸環境の改善が期待できる結果となりました。

⑥ 今後のフォロー

現在は、3か月ごとのフォローを行っています。

引き続き

・舌の位置
・呼吸
・姿勢
・歯列の成長

をチェックしながら、

永久歯列が安定するまで見守っていきます。


⑦ まとめ

犬歯のスペース不足は

歯の問題ではなく顎の成長の問題

であることが多くあります。

マイオブレース治療では

・舌
・呼吸
・筋肉
・姿勢

といったお口の機能を整えることで、

顎の成長を促し歯が自然に並ぶ環境を作ることができます。

歯を抜かずに歯並びを整えるためには、成長期の早い段階でのアプローチがとても大切です。


この記事を書いた人

歯科医師 福武里沙(ふくたけ りさ)
こいし・こども矯正歯科 小児歯科ランド 副院長

幼児期〜学童期の

・顎の成長
・呼吸
・姿勢

を重視した 機能矯正(マイオブレース治療)を専門に診療しています。

“マイナス2歳からのお口育て”をテーマに、
子どもたちが将来まで健康に育つためのサポートを行っています。

症例情報

症例タイトル 「このままだと八重歯になるかも?」 顎の成長を整えて犬歯スペースを確保したマイオブレース治療 〜9歳から始めた歯列スペース不足の改善〜
患者さまの主訴 隙間がない、永久歯スペース不足
治療内容 マイオブレース治療
患者さまの年齢 6歳
患者さまの性別 男の子
治療期間 約4年
治療にかかった総額 基本料金50万円~
治療する際に起こるメリット 顎の成長と口腔機能(呼吸・舌・姿勢)を整えることで、歯並びだけでなく全身の健やかな発育につながる可能性があります。
治療する際に起こるリスク・副作用 装置の使用やトレーニングの継続が不十分な場合、期待する効果が得られない・後戻りする可能性があります。
初診専用WEB予約
について
Online reservation

こちらは当院が初めての方に向けたWEB予約となっております。
すでに当院をご利用の方はお電話にてご予約を承ります。

※親子で同時の診療をご希望の場合も、お1人ずつご予約をお願いいたします。